夏は続いている。
厚く奥行きのある雲と、自らの美しさに気づいていなさそうな空だった。
虫除けスプレーを振る、夏の記憶と紐付きそうなにおいだなと思う。
少しでも日陰を選びながら歩く。
家に帰ったら、インターハイを見る。
ネットで中継がされている、そういう点だけ見ると、いい時代になったなとつくづく感じる。
高校生アツいな。最後までプレーして、出し切る気持ちが、夏を盛り上げているようだ。
真剣勝負して、自分の限界に挑む。見習いたいところがたくさんある。
少し遠くに、コーヒーを飲みいく。
車の中は、自分との対話や自然環境を使った文章表現の訓練の場として最適だと思う。
陽光と木漏れ日の中に、いっさい無駄のない、緑を見る。
それにしても、見たいと思うコンテンツが多すぎる。
まともにやりあっていては、考える時間も自分と向き合う時間も取れない。
強制的にデバイスをオフにして、インプット量を減らさないと。