7月も、もう下旬である。
朝は、5時頃から陽が上り、煌々としたあかりと暑さで目が覚めた。
変わらず朝の散歩に行く、帽子をかぶり、手袋をつける。
なるだけ日陰を探しながら歩みを進める。
今日は、多めに寝たので、羽が生えたように体が軽い気がする。
いつも通りの筋トレをする。
纏わりつくような湿度の高い空気の中で、じとっとした汗が背中を覆う。
夏の溌剌とした青色の空が目に入る。
自分の五感に意識を向けながら、今日という日の一回性に思いを馳せる。
泣いても笑っても、今日という日は戻ってこないことに、ちょっと怖さを感じる。
家に戻ると、クーラーとアイスコーヒーを準備する。これはルーティンだ。
飲みながら、メモ書きをして、自分の感情とお金の使い方について振り返りの時間を持つ。
本の購入をする。落合博満の評伝を購入した。
人間の観察や、文章の書き方、取材のやり方などの参考にしたかったからだ。
この本は、めちゃくちゃおもしろかった。プロの書き手という気がする。
人間の持つ、矛盾や二重性を、メタファーや具体的な風景などを通して描写するのが、上手い。
夜には、答えなんて求めるなという言葉に出会った。
なんで、答えがあると思ってしまうんだろうと、疑問を持つ。
答えなんてないし、答えらしきものにすぐ飛びつかないという態度を自分はすぐに忘れがちになってしまうことに、気づいた。
もっとたくさんの思考や感情の移ろいがあったが、今日はこの辺にしておこう。
明日という日も、一回しかこないことを忘れないように。