やってることに確信が持てない問題

今日もアウトプットをやりながら、どうすればうまくいくか右往左往していました。
やっていることが、絶対に報われるとは限らない中、どうやってその活動に取り組めばいいだろう。

アウトプットの方法論や一般論を読んで参考にしてみるけど、やっぱり人はそれぞれ違うので、なかなか思うように取り入れたり、同じ形になぞる事はできない。

以前、「平均思考は捨てなさい」という本を読んだ。
第二次世界大戦の頃、アメリカ空軍の飛行機が頻繁に墜落して問題になっていた。
結論を述べると、コックピット設計に問題があり、その設計の前提は平均的な身体的特徴の範囲に収まるだろうということだった。しかし調査の結果は、人間の身体の10カ所すべての値が平均の範囲内に収まったパイロットは存在しなかったのだ。

つまり、私たちは自分が思っているより、人と違う。人間同士だし、他の人の作った方法論をなぞれば、似たような結果が出るのではないかと期待してしまうのだ。
人間は身体の特徴ですら、同じに収まることはほぼないのなら、育った環境やら、生まれ持った能力、今いる社会的背景も相当なバラツキがあるはずだ。

だから、方法論はそのまま適用できない。自分の状況や能力に合わせて試行錯誤する時間がどうしても必要になる。これは極めてあたりまえのことだけど、やっていることが何かにつながる確信を持てないと、容易に方法論や言説にすがりたくなってしまうのではないだろうか。

確信を持てない状況でも、自分で試行錯誤を繰り返して前に進める意欲が湧く人が、その道のプロになっていくのだろう。実際何にも繋がらない可能性があることを念頭に、間違いを犯すことを恐れず、自分で試行錯誤するしか道はないのだと今日思った。すぐに正解を探そうとしないこと。

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