「相手の立場から物事をみる」ということを、昨日の読書で再認識したのですが…
それを活かそうと、今日に望んでみたものの、すっぱり忘れてしまっていました。
・元に戻る作用
人間は、あまりにも急激に変化してしまうと、「自分が自分である」という主体感覚が脅かされるので、すぐにこれまでの自分に戻ろうとします。
たとえば急激なダイエットとリバウンドは典型。あるいは本を読んで、次の日には忘れるなど。
・人と接するとき、状況が変わると忘れやすい
いくら覚えようと必死に思っていても、実際に人と会ったり、何かプレッシャーがかかったりするとすぐに覚えていることが、脳から吹っ飛ぶことがよくあります。
たとえば、プレゼンでこういう話し方をしようと思っていたら、途中で忘れていたなど。
・振り返りに魂をささげる
このように、人間は「元に戻る」「きっかけ次第ですぐに忘れる」を前提として持っておいた方が、楽です。1〜2回でうまくいくだろう、と考えいる方がつらいでしょう。
なにかを変化させてルーティンを作る、自分の中に新しい思考/行動パターンを作るには振り返りの回数を増やすしかないです。「振り返りに命を捧げよ」。
1. リマインド:
これはやっている方も多いと思います。カレンダーにやることを通知している方も多いと思います。私もずっとこれでしたが、うまく習慣が作れないか新しい思考パターンをつけれないというのがあまりよくわかっていませんでした。
非常にやっかいな性質が、「やってる感」あるいは「やった感」を、なんとなく持ってしまいがちなことです。リマインドして、ちょっと手をつけたら未達でもOKとしてしまうことが起こりがちです。たとえば、本を読んだり、資料を読んだりして、そのまま満足してしまうことはないでしょうか。それだけだと典型的な「やった感」で終わると思います。
2. 振り返り(検証):
リマインドや、実際に行動したことよりも、検証の方が大事なのではないかと最近は思っています。振り返りは、1日1回は最低でもやったほうがいいと考えています。できれば午前と午後の2回でしょうか。
ToDoをやったら、進捗を必ず振り返ります。そして修正できるアイデアを書き殴って発散します。そしてそれを実践する。ただこれだけです。これを徹底する、それだけが人の成長に必要だと考えています。
検証は、正直めんどくさいです。リマインドと何かを「やってる感」を持つのは簡単です。
だから検証をすっ飛ばす人が多い。でもだからこそ意味があると思うのです。
「相手の立場から物事をみる」を忘れていたことを振り返って、この記事を書きました。
多くの場合、やる前とやってる最中に着目してしまいがちですが、振り返りが8割くらいだと思っています。なので、今日の午後までに「相手の立場から物事をみる」をやって、夜に振り返りをしようと思っています。