長い人生、状況が悪いときというのがあると思います。
そんなとき、状況を劇的に変えれると信じている人が多いように思います。自分もそう考えたくなるときもあります。最近では、劇的に人生が変わるといった文言や異世界転生みたいな物語も頻繁に目につくようになりました。
SNSなんかで、1ヶ月で成果が出ました、みたいな売り文句なんかも典型でしょう。
でもほとんどの場合、状況が一気に改善して、素晴らしい成果が出るなんてことは起こらないと考えておいた方が健全でしょう。いまをときめく人たちも、突然一気にブレイクしたような印象を持ちがちですが、普段から小さいことや作業を繰り返している人がほとんどだと思います。
実際には、毎日何かを練習したり、勉強したりしても、3歩進んで2歩下がるようにゆっくりと前に進んだり、2歩進んで3歩下がるなどマイナスに見えるような変化もことごとく発生します。
つまり、変化には長い時間がかかるともっと認識しておいた方が、もっと健全な社会になるのではないかと思っています。テクノロジーや環境の変化が大きいゆえに、焦ってしまいがちな中で、もう少し忍耐の価値が見直されてもいい時期ではないかと思っています。
今やっていることが、成果に結びつくか分からない。無駄に終わってしまうかもしれないと思ってしまう。でもたぶん、それは後から振り返れば、必ず何かに結びつくはずです。
ぜひ一緒に継続していきましょう。