今日は、目標設定とPDCAについて、ある程度体系的にまとめてみようと思います。
■目標設定の前提
目標設定それ自体も1回で、筋の良い目標設定ができるわけではないです。
目標の立て方自体が、スキルであり、何度でも検証する必要があると考えています。
1回立てたら万事OKと考えがちですが、流動的なので一定の頻度で再考が必要です。
何度も繰り返していいという前提で設定する。
■Plan – 計画
ここは人によって別れますが、大目標は立てなくてもいい人などいると思います。
その点は自分にあった方法にカスタマイズする必要があります。
中目標、小目標は立てておくと良いです。
◎目標が必要な理由:
下記のような理由で、行動が遅れがちになってしまうため、一度目標を決めておくことが大事になります。一旦決めた上で、目標自体にも修正を加えていきます。
1)ゴールの方向性があっているか不安になるから
2)実行していることが正解かわからなり、修正ができなくなるから
3)手段が見えないで右往左往してしまうから
◎目標設定の考え方:
期日、測定可能な数値、ある程度の具体性、を考えて決定します。これ自体も変更可能なので、現段階で仮決めしておきます。仮決めしないと修正ができないためです。
・大目標(5〜10年単位)
例. TOEIC900点、年収1,000万円など
・中目標(1年)
例. TOEIC2回受験。1回目で現状把握、2回目(仮 600点)までの勉強内容と点数の差分をとる
年末の評価で1万円アップなど
・小目標(1〜3ヶ月)
例. TOEICの勉強を、1週間で10時間するなど
■Do – 行動
DoとToDoを分けて考えることが必要。Doの設定までで終わってしまうから、やるべきことに着手できない場合が多いです。
◎DoとToDoの違い:
・Doは、それを達成した状態のことを指します。
例えば、英語を1週間で10時間勉強するがDoにあたります。
・ToDoは、これ以上分割できない形を指します。
例えば、今日は朝起きて2時間、単語パートのみ30ページ勉強する、がToDoになります。
粒度を、自分で下げる練習をしないと、実行されずに終わることが多いです。
この粒度を下げることも、都度練習する必要があります。
毎朝Doを確認しておき、5W1Hを使った文章にしておき、後から測定できる数値にしておくことが大事です。
■Check – 測定
このプロセスを、面倒がって省略してしまいがち。完璧な検証ができなくても、ある程度把握しておくことが必要。
・評価の仕方
ここの評価は、完璧にやり過ぎると大変になりがちなので、ある程度検証できればいいとゆるく考えるくらいでいいと思います。
例えば、上記のToDoで、「朝起きて2時間、単語パートのみ30ページ勉強」としていた場合、を考えてみます。今日は1時間30分で、他のことをしてしまったという場合がケースなど実際に生活しているとよく起こることです。
ここで、「ダメだった」と評価するのは完璧主義すぎるので、「75%できた」、「8割くらいできた」と評価する方がいいです。0か100だと、しんどくなっていきます。
75%できたのなら、次の目標設定やToDoにフィードバックするという考え方でいきましょう。
■Adjust – 再調整
目標設定を含め、すべて一度で結果を出そうとしたり、やりはじめた行動は続ければ報われるはずだと信じてしまうのは、危険な考え方だと思います。
DoとCheckを実施した上で、再調整をするこのプロセスが一番重要とも言えます。
・再調整の頻度
最低でも1週間に1度は振り返りの時間をとります。
できれば毎日振り返りをすると、目標設定や行動の精度はグンと伸びるはずです。
・Doの微調整をする
英語学習などの場合、1週間やったら少しは成長するので、できる量やレベルが変化するはずです。例えば、先週のToDoが、「朝起きて2時間、単語パートのみ30ページ勉強」だった場合、次週は40ページできるくらいになっている可能性があるので、そこを調整していきます。
■まとめ
目標設定とPDCAを操れることは、人生をゲーム化するのと同じような感覚だと思います。
働き方改革や、人へのアドバイスなどがウザいという風潮にもなってきているので、自分で何かを身につけていく態度は必須のような感じになっているように感じます。
そこで、PDCAを回すことを繰り返すことで、自分の取り組むべきことをゲームにして楽しむことができるようになっていくでしょう。
ぜひ、目標設定とPDCAを楽しんでいきましょう。